大空を這う、カタツムリ。
見上げて撮った、剪定後のイチジクの枝の先っちょです。
手前の大きな切り口は一昨年の剪定跡です。
細い枝の付け根のあたりのシワのような芽から、
実をつける枝が伸びていきます。
新しい枝を伸ばす方向は、横へ横へ、が理想です。
伸びていくであろう方向を考えて、残す枝・使う芽を選びます。
使う芽の一つ目の節を、切ります。
この切り落とす節目が、木にとって、とても重要です。
( ↑ 見えにくい方は写真をクリックすると表示大になります)
枝を半割してみるとよくわかります。
白い部分は、イチジクの命の源です。
節目には壁があります。
壁の部分を切ることで、切り口から侵入する害を防ぐことができます。
切った際の白い部分が小さいほど、イチジクは安心します。
木は実と身を守るべく「切るならココでっせ」と拳をあげて主張します。
‘ 庭のイチジクが虫の害にやられる ’ という方、節目にもご注意を。
節の切れ目が身の切れ目。
わいわい。