10月12日, 祝日の月曜・体育の日の午後より
ラナウイルス感染症研究プロジェクトへ送り出すカエルを捕獲するため,
『カエルロイドサービス会』を開催しました。
嬉々として全力で追い駆け追い込むカエルハンターたちと,
果敢に逃げ隠れ死んだフリするカエルたちとの必死の駆け引きの
ご報告です。(プロジェクト参加までの旨はこちらを参照ください)
集合と開始の合図をかける間もなくはじまったカエル狩り。
ハンターたちの研ぎ澄まされた視力・聴覚・臭覚に加え,
瞬発力・駆け引き力・愛で力・逃し力なども大いに発揮され,
初対面同士, 阿吽の呼吸同士, 大人も小さな大人も子供もみんなで
とにかく捕まえるという一致団結の心のもと。
意志燃ゆる姿に萌えて。笑いもひとつ残さずこらえず。
私が腹を抱えて笑っている間にハンターたちはたくさんのカエルを手中に。
さぁて, お待ちかねの種族だれどれ・どんくらいタイム。
なんということでしょう。
あれだけ集めたのに2種しかいないではないか!
爆笑。
ということで, 種族を絞って声を絞って呼び込み捕獲作戦に出たハンターたち。
「殿!」「トノ!!」
「殿ぉ〜!! トノはどこにおるのじゃ!」
ハンターたちみんな, トノサマガエルに会いたかったんです。
ここで思い知る, トノの危険察知力の高さと隠れ蓑の術の高さ。秀逸でした。
会いたいカエルに会えない時の気分の下りようがこれまたあからさまで大笑い。
仕方ない, トノは諦めましょう。ということで,
もじもじ・イモムシタイム。
カエルのご飯にとアブラナ科育ちのモンシロ蝶イモムシを捕獲していただき。
むはは!筋書き通りが計画通り!
イモムシ採取作業の代行現る!に小作人ご満悦。ありがたいかぎりです。
イモムシ任務タイムのあとは
カエルランド建築空間デザイナーモードへ。
湿り気雑草をこしらえ, 空気穴をたくさん開けたペットボトルに詰め,
みんなで宇根教授への寄せ書きとともに送り出しました。
ハンターたちの功績結果は,
ヌマガエル15匹
ニホンアマガエル5匹
でございました♪
特にヌマガエルはたくさん捕獲できたこともあり,
外見の可愛いアマガエルへの贔屓を少し懸念していましたが,
みんなそれぞれにヌマガエルにも愛着が生まれたのか, 捕獲器の中のどの
カエルを差し出すか逃がすかの際に個々の考えのもとに手渡されたりするときは
感動ひとしおでした。年齢を超えての個々の思想や感情の尊さと儚さは
こういったときに純粋に発揮され, こうもむき出しになるんだなと。
五感という土壌から育つ人間くささがたまらなく愛おしく感じる瞬間です。
あくまで本題は宇根教授に届けるカエル集めですがね。笑。
これだけ楽しくプロジェクト参戦を実現できたのも
熱心かつ朗らかなハンターさんたちが駆けつけてくれたおかげです。
どうもありがとうございました!
見てください, このみんなのノリの良さ。
カエルの‘死んだフリポーズ’よろしくぅ!でこれですよ, 最高で最強かと♡
素晴らしきカエルハンターたちから, 宇根教授へ。
ラナウイルス感染症研究プロジェクト協力隊2015, これにて完。
素晴らしい思い出をありがとうございます。
ヌマガエル「みんな帰ったかな…?トノたちに報告しに行かなくちゃ♪」
〜追記:10月13日(火)〜
翌13日の火曜に、カエルたちは無事に宇根教授のもとに到着しました。
宇根教授からのメッセージ一部抜粋です。
「カエルの命をいただきますが, 彼らの命をカエルと両生類のために役立てたいと思います」
検査結果は後日, お知らせいただけるとのことです。
わいわい。